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身トレ・丸太の作成方法

身トレの丸太を自作しようという方のために作成方法を紹介します。

60cmの長さに切り出す

①丸太の切り出し

丸太は大きければ大きいほど良いのですが、最小サイズで作成するならまず60cm程度の長さに切り出します。

熱湯で煮沸

②煮沸

樹種や保存状態にに関わらず、丸太の中には虫や細菌がいますので、まず煮沸します。
沸騰したお湯で10分程度、容器に入りきらない場合は上下を返して二回の煮沸を行います。

③皮剥ぎは熱いうちに

③樹皮を剥く

樹皮を剥かないと、木部の状態が確認できませんので、皮を剥ぎます。
皮剥ぎは煮沸直後に行うと、樹皮と木部の膨張率の違いがあるので剥がし易くなります。

切り込みを入れることで次のブラッシングの効率が上がる

④罫書き~切り込み

チェーンソーを利用しても真っ直ぐに半割するのは難しいので、削り側、1/3程度の高さに罫書き線を入れ、その高さまで切り込みを入れていきます。

ブラッシングで削る

⑤ブラッシング

チェーンソーの刃を平らに当て、切り込み部分を削っていきます。
ここで曲がりが出るとカンナを当てても修正が難しくなるので、慎重に平面を作っていきましょう。

カンナで平坦面を出す

⑥カンナがけ

ブラッシングで削った面を更にカンナで削ります。

タオルで消せる平坦性で良い

⑦サンダーがけ

凹凸の激しい面をカンナだけで平坦化させるのは構造上難しので、ある程度の平坦性がでたらサンダーで削ります。
屋内利用であれば、床面にタオルを当てることになりますし、屋外利用の場合は、地面(路面)自体の平坦性があまりないので、丸太が安定する程度に平らであればOKです。

晒し

⑧日に晒し乾燥

削った丸太は乾燥するとまた反ってきますので一日以上の乾燥期間を置き再度削ります。

上:ブラシ前 下:ブラシ後

⑨真鍮ブラシ

自然のカーブを保つために、丸側の面はサンディングを行わず真鍮ブラシで磨きます。
虫食い跡や、カビ、朽ちた部分を落としていきます。

端を切り落とす

⑩端切り

カンナは木材の端が多く削れ、中央は残り易いので、両端を切り落とします。

この面は二段で利用する

⑪木口をブラッシング

切断面にはバリ、毛羽立ちが残りますので木口を真鍮ブラシで磨きます。

手前が乾燥前。奥は乾燥後

⑫オイルステイン

最後にオイルステインを塗って完成です。
ステインは油性でも、水性でも使えます。

失敗した材

反りはなかなか消えない

丸太の半割(④~⑤の工程)での完成度が、その後の出来栄えを決定します。ここでの反りが大きいとカンナやサンダーで修正するのは難しく、反り・歪みが消せないまま薄くなって使用できなくなります。

photo:写真素材 足成

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