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■「身長を伸ばす方法、背を伸ばす方法」は、お問い合わせが多い質問に回答するページです。

背が伸びる食品はあるのか?

サプリメントも食品に分類される

時代で変わる食品論

これで身長が伸びる!とされる食品は時代と共に変遷し、そのたびに解説も修正されてきました。

カルシウム

骨の80%はカルシウムが成分なので、牛乳・魚など、カルシウム豊富な食品を摂れば背が伸びるという説。

コラーゲン

軟骨が骨化するので、マシュマロ、ゼラチンなどのコラーゲンを摂取して軟骨を増やすという説。

サプリ

アルギニンなどアミノ酸や、亜鉛、マグネシウム、リンのミネラル系など、細胞の代謝に貢献する食品を多量摂取して、吸収効率を高めれば背が伸びるという説。


まずはこれらの栄養素のサイズを見ていきましょう。小さなものから並べてあります。


カルシウムや亜鉛、リンといったミネラル類は原子、分子の単位で吸収されます。


アミノ酸も分子レベルの化合物で、小腸の細胞はこれらを見分けてアミノ酸トランスポーターから吸収します。

アミノ酸のつながったペプチドも吸収しますが、確認されているのはジペプチド(アミノ酸2つがつながったもの)トリペプチド(アミノ酸3つ)のトランスポーターであり、それ以上大きなペプチドは吸収されません。


タンパク質の定義は明確ではありませんが、ペプチド(アミノ酸のつながったもの)が明確な構造を持ち、50個以上のアミノ酸がつながったものが概ねタンパク質と定義されています。

当然、このままでは吸収できずアミノ酸まで分解してから吸収します。

過剰摂取の効果は?

カルシウムは過剰摂取できない

カルシウムの血中濃度は一定に保たれているため、カルシウムの多い食品を食べても排出されてしまい簡単に吸収量を増やすことはできません。

参考記事
背が伸びる方法の見分け方 その2
背が伸びる方法の見分け方 その3
タンパク質のまま吸収できない

コラーゲンはタンパク質

タンパク質はアミノ酸まで分解することで初めて吸収可能になります。
結局はアミノ酸を食べているのと同じ事ですから極論すれば、必須アミノ酸が含まれる食品(豚肉、鶏肉、鶏卵など)を食べていれば他に何を食べようと同じということになります。
必須アミノ酸以外は体内で合成可能であり、過剰に摂取しても脂肪や糖に変換されます。

ミネラルはバランスが重要

サプリメント選びは慎重に

アルギニンは強アルカリ性なので過剰に摂取すると腹痛を起こします。
また、亜鉛、マグネシウム、リン、カルシウム、鉄などのミネラル系は、一方を多く摂ると一方の吸収が阻害されるという関係があるため、特定のミネラルを過剰摂取すると思わぬ副作用が起こります。


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