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■運動能力の向上

身トレによって得られる効果は、身長を高くすることのみではありません。
陸上で行うスポーツのほとんどは足に支えられて成立するものであり、足の構造と強度が高くなれば必然的にそのパフォーマンスは向上します。

これは他の方法との決定的な違いです。身トレではアスリートが高さや、敏捷性、瞬発力を「回復や温存」ではなく、「強化」することができるのです。あなたが競技者であるなら、身長UPよりもそちらに着目することになるでしょう。

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■美と機能を兼ね備えた足

「日本人の足は甲高」と言われたのは大昔の話で、バレエをする人にとっては甲が低いことが悩みの一つのようです。シルヴィ・ギエムさんの足は、そんなバレエ界で「美形」の一つに数えられる足形です。

バレエの「ポワント」はアキレス腱とふくらはぎの筋肉に、他の運動では類を見ないアイソメトリック+エキセントリック運動の連続かつ高速性が要求されるため、踵骨の持つテコ機能(リンク参照)が有効に発揮される場面です。ギエムさんの発達した踵骨が、この運動に大きく貢献していると考えられます。

また上左画像に見るクルブシの発達も見逃せません。身トレでも踵骨への負荷が増大してくるとクルブシが肥大しますが「強靭な肉体」「超人的」と評価されるギエムさんの動きがクルブシを肥大させたのか?あるいは、元からの特性かは不明ですが、クルブシの構造的強度は、当然のこととして運動強度を決定してきます。

下画像は、「甲は出せなくても、足の厚さなら負けないんじゃないか?」と挑戦してみた筆者の右足ですが、まだまだ鍛える余地アリという感じです。

甲の厚みを出すために足底筋膜を鍛えるというアプローチがあるようですが、甲が薄いのは足裏のアーチ構造が低いことが原因ですから、踵骨を発達させ足裏アーチを拡大することが根本的な解決法になります。

■カカトに隠されたボルト氏のパワー

100m走の記録保持者、ウサイン・ボルト氏のカカトを見てみましょう。裸足の写真がなかなか見つかりませんが、彼の踵骨は決して高くはありません。それどころか、この画像からは扁平足気味であると推定されます。

では何故ここで紹介するかと言えば、彼の踵骨は極端に後方へと伸びているからです。

図に示した「長さa」は足裏鑑定をご利用の方の多くは「長さb」の1/5程度ですが、ボルト氏の場合1/3程もあり、足サイズの多くを占めています。ボルト氏の浮き出たアキレス腱もカカトの張出しがあるため、より強調されていると言えるでしょう。

■クルブシ⇒カカトの距離はパワーの源

①カカトの後端はアキレス腱に引かれてクルブシを中心とした円運動を行います。
②この運動は直接、つま先を円駆動する運動になります。
③つま先とカカトは描く円の半径が違うためギア比(効果)が発生します。
④クルブシ⇒カカトの距離が短いと、つま先は、早いが、パワーは低い。
⑤クルブシ⇒カカトの距離が長いと、つま先は、遅いが、パワーは高い。

④、⑤の特性の違いは、走法や競技の種類によってプラスにもマイナスにもなるでしょう。しかしボルト氏の足がハイパワー型であることは構造上の避けられない事実です。

■身トレが同じ効果を生む

身トレはカカトを高くする方向で伸びますので、一見、ボルト氏の特性とは異なるように思えますが、クルブシからの距離の違いが原理であるので、身トレでも同じ効果を期待できます。

ハイカットシューズのはるか上にクルブシがあるマイケル・ジョーダン氏。
私の持っているハイカットシューズ(26cm)でこの位置だとクルブシ高さは15cmを超えますが、ジョーダン氏の靴サイズから考えれば更に高い数値となるでしょう。
(ジョーダン氏の踵もハイパワー型の形状です)

※身トレによる踵骨の肥大は骨表面に積層がおきるのではなく踵骨全体がサイズアップするため、アキレス腱付着部も成長に伴いクルブシからの距離が遠くなります。

※ボルト氏の扁平足気味の足は、私が「リスフランの過開放」と呼称しているものが原因と思われます。踵骨の過回内が伴う(もしくは原因)足形状ですが、急停止、急発進の多いバスケットのようなスポーツや、陸上短距離のように連続的な瞬発性が必要なスポーツで多く見られる足形状です(関連記事、掲載予定)。



■その他の運動への効果

ジャンプ力の向上

ジャンプ力は「到達点」と「跳躍量」それぞれが向上します。

■到達点 垂直跳びにおける到達点は、成長量に直結して高くなります。踵の肥大により体全体の位置が高くなるので、運動を行う床面を高くしたのと同等の効果が得られるためです。

■跳躍量 垂直および幅跳びにおける跳躍量は、踵の肥大により、ふくらはぎの筋肉の収縮率を高くとれるようになりながらもストローク量に大きな変化がないため向上します。

短距離の走力

跳躍量と同様の効果によりキック力が向上し、短距離走のみではなくサッカーやバスケットのような対人的なダッシュ、テニスや野球のようなボールに追従する瞬発力が向上します。

格闘における前進力

典型的な例では相撲やラグビーのような前に押し込む力です。腓腹筋によるキック力だけでなく、足底に対する重心位置が前寄りに移動するため、構造自体が後傾に対抗する力を持つようになります。

バランス

前進力と同様に、重心位置の改善によりバランス力が向上します。また前後左右のバランスだけではなく「足裏の全体接地⇔つま先立ち」のリフト量が相対的に減少するので、全身の上下動(と、その要素)が減少し、多くの運動に於いて有利を得ることになります。

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